異形狩り
2013/06/05
◆電子書籍『異形狩り』(いるかネットブックス)◆
霊感少女・みちるの恋人は、ベジタリアンで血の苦手な狼男・勇二。
ある日みちるは、娘の様子がおかしくなった原因を調べてほしいという依頼を受ける。依頼人の娘・明子は、謎の男に夜な夜な呼び出されていたが……。
勇二のドジで、みちるが大ピンチに! いったいどうなっちゃうの?
コミカル&エロティック・ホラー小説。
◆抜粋◆
加納勇二とみちるが知りあったのは、一年ほど前のことだった。
勇二がみちるの近所の大学に入学し、互いの通学途中によくすれちがうようになったのが始まりだった。
かっこいい人だと思うより先に、みちるは、彼から不思議な雰囲気を感じとり、気にかかってしかたがなかった。
勇二は勇二で、みちるのことが気になっていたらしく、ある日彼のほうから交際を申しこんできた。
半分好奇心で承諾したみちるは、じきにその雰囲気の正体を知ることになったわけだが――。
「……みちる」
アパートに着くとすぐ、勇二はみちるを後ろから抱きかかえ、かすれた声でささやきながら首すじにキスしてきた。
みちるはされるままになって、勇二に体を預ける。
軽々とかかえあげられ、ふわりとベッドの上に下ろされた。荒々しいキスを受けるだけで、頭の芯がしびれ、全身がほてりだす。
舌をからめとられ、勇二の口の中へと導かれる。通常の人間よりも発達した犬歯。その犬歯を集中して舌先でもてあそぶと、すぐに勇二の息が荒くなってくる。
目を開けると、勇二の髪がざわざわと逆立つのが見えた。肩の上に置かれた手が形を変え、爪が硬く厚くなってかぎ爪のように伸びはじめるのがわかる。
服の下では、背骨に沿って剛毛が生えはじめ、尾骨が隆起して伸びてきているはずだ。
まだ新月から間もないので、変身はそこまでだった。
変身──そう、勇二は狼男なのだ。
◆Hシーン抜粋◆
みちるは手を伸ばし、自分で男の服を脱がせた。男の素肌はやはりひんやりしていた。
男もほほえみながらみちるの服を脱がせにかかる。現れた素肌に濃厚なキスを落とし、股を両手で割って足を大きく開かせる。
「あっ……ん」
ふいに股間を熱いもので包まれ、みちるは甘い声を上げた。
男の唇で全体をすっぽり覆われ、舌先であちこちをつつかれる。ひだの裏側をなぞられると、ぞくぞくして足が震えた。膣の入口からクリトリスまで舐めあげられると、いてもたってもいられない気持ちになって、みちるはすすり泣いた。
「早く……もっと、もっとちょうだい……」
泣いて懇願しながら、ふと何かが違うと思う。
「ねえ、もう入れて。あなたので、めちゃくちゃにかきまわして」
男が足の間に割って入り、体を重ねてきた。
──そう、そうやって、もっと強く抱きしめて。早く、熱くて太いものを、私の奥深くまで突きいれて。
「早く……!」
◆Hシーン抜粋◆
ひょいと裏返され、うつぶせにされて、腰を高く上げる姿勢をとらされた。
あらわになった股間を指でなぞられ、じらすように息を吹きかけられる。ぺろりと舐められると喘ぎ声が漏れた。
両手でひだを左右に開かれ、むきだしになった内側をたんねんに舌でなぞられた。熱い息が吹きかかり、それさえも刺激になって体が高ぶる。
「いたっ! ……あ……」
クリトリスに歯を立てられたとたん、思わず悲鳴を上げてしまった。
静電気に触れたときのような爆発的な刺激が、局部から体の最奥《さいおう》を打ち、火花を散らせて体内を走りぬける。
全身が熱く焼かれ、毛穴という毛穴から蒸気が噴きだしそうだった。
舌が自在に形を変え、包みこんできたかと思えば、硬くとがってつついたり、くねくねと探ってきたりする。
もっと強い刺激が欲しくて、みちるは腰を揺すり、勇二の顔に押しつけるようにした。
舌先が膣の入口をなぞり、じわじわと侵入を試みる。
柔らかい肉塊に押しいられ、内壁をなぞられると、もどかしい快感で気が変になりそうだった。
──これだけじゃ満足できない。もっと激しく、もっとめちゃくちゃにして!
みちるの心の声が聞こえたかのように、勇二の舌が離れ、代わりにもっと存在感のあるものが押しつけられる。
一気に貫かれた。
引き裂かれるような抵抗感と、奥深くを殴られるような衝撃。
全身を振りまわされ、苦痛を感じるより先に気が遠くなる。
「あっ、あっ……イイっ!」
加納勇二とみちるが知りあったのは、一年ほど前のことだった。
勇二がみちるの近所の大学に入学し、互いの通学途中によくすれちがうようになったのが始まりだった。
かっこいい人だと思うより先に、みちるは、彼から不思議な雰囲気を感じとり、気にかかってしかたがなかった。
勇二は勇二で、みちるのことが気になっていたらしく、ある日彼のほうから交際を申しこんできた。
半分好奇心で承諾したみちるは、じきにその雰囲気の正体を知ることになったわけだが――。
「……みちる」
アパートに着くとすぐ、勇二はみちるを後ろから抱きかかえ、かすれた声でささやきながら首すじにキスしてきた。
みちるはされるままになって、勇二に体を預ける。
軽々とかかえあげられ、ふわりとベッドの上に下ろされた。荒々しいキスを受けるだけで、頭の芯がしびれ、全身がほてりだす。
舌をからめとられ、勇二の口の中へと導かれる。通常の人間よりも発達した犬歯。その犬歯を集中して舌先でもてあそぶと、すぐに勇二の息が荒くなってくる。
目を開けると、勇二の髪がざわざわと逆立つのが見えた。肩の上に置かれた手が形を変え、爪が硬く厚くなってかぎ爪のように伸びはじめるのがわかる。
服の下では、背骨に沿って剛毛が生えはじめ、尾骨が隆起して伸びてきているはずだ。
まだ新月から間もないので、変身はそこまでだった。
変身──そう、勇二は狼男なのだ。
◆Hシーン抜粋◆
みちるは手を伸ばし、自分で男の服を脱がせた。男の素肌はやはりひんやりしていた。
男もほほえみながらみちるの服を脱がせにかかる。現れた素肌に濃厚なキスを落とし、股を両手で割って足を大きく開かせる。
「あっ……ん」
ふいに股間を熱いもので包まれ、みちるは甘い声を上げた。
男の唇で全体をすっぽり覆われ、舌先であちこちをつつかれる。ひだの裏側をなぞられると、ぞくぞくして足が震えた。膣の入口からクリトリスまで舐めあげられると、いてもたってもいられない気持ちになって、みちるはすすり泣いた。
「早く……もっと、もっとちょうだい……」
泣いて懇願しながら、ふと何かが違うと思う。
「ねえ、もう入れて。あなたので、めちゃくちゃにかきまわして」
男が足の間に割って入り、体を重ねてきた。
──そう、そうやって、もっと強く抱きしめて。早く、熱くて太いものを、私の奥深くまで突きいれて。
「早く……!」
◆Hシーン抜粋◆
ひょいと裏返され、うつぶせにされて、腰を高く上げる姿勢をとらされた。
あらわになった股間を指でなぞられ、じらすように息を吹きかけられる。ぺろりと舐められると喘ぎ声が漏れた。
両手でひだを左右に開かれ、むきだしになった内側をたんねんに舌でなぞられた。熱い息が吹きかかり、それさえも刺激になって体が高ぶる。
「いたっ! ……あ……」
クリトリスに歯を立てられたとたん、思わず悲鳴を上げてしまった。
静電気に触れたときのような爆発的な刺激が、局部から体の最奥《さいおう》を打ち、火花を散らせて体内を走りぬける。
全身が熱く焼かれ、毛穴という毛穴から蒸気が噴きだしそうだった。
舌が自在に形を変え、包みこんできたかと思えば、硬くとがってつついたり、くねくねと探ってきたりする。
もっと強い刺激が欲しくて、みちるは腰を揺すり、勇二の顔に押しつけるようにした。
舌先が膣の入口をなぞり、じわじわと侵入を試みる。
柔らかい肉塊に押しいられ、内壁をなぞられると、もどかしい快感で気が変になりそうだった。
──これだけじゃ満足できない。もっと激しく、もっとめちゃくちゃにして!
みちるの心の声が聞こえたかのように、勇二の舌が離れ、代わりにもっと存在感のあるものが押しつけられる。
一気に貫かれた。
引き裂かれるような抵抗感と、奥深くを殴られるような衝撃。
全身を振りまわされ、苦痛を感じるより先に気が遠くなる。
「あっ、あっ……イイっ!」
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