魅惑のポリネシアン・セックス
2012/05/26
◆電子書籍『魅惑のポリネシアン・セックス』(秘めゴト文庫)◆
恋人の真一がEDかも! 親友に相談した朝美は、ポリネシア地方伝統のセックス方法を教えてもらう。4日間ペッティングだけで、5日目に挿入してもまだ動かずにって……そんなので本当に気持ちよくなれるの?
◆抜粋◆
「――そんなわけで、最近なんとなくぎすぎすしちゃうし、私も欲求不満っていうか……」
仕事帰りにカフェでそうこぼすと、親友の薫がカップに口をつけながら訳知り顔で言った。
「まあ男って、そういうことはなかなか認めたがらないもんねえ」
「素直に病院でも行ってくれれば話は早いんだけど……何かいい方法、ないかなあ?」
考えるように首をかしげた薫は、やがて思い出したという顔をして言った。
「そうだ。私は試したことないんだけど、ポリネシアン・セックスってのがあるらしいよ」
「ポリネシアン・セックス?」
「その名のとおり、ポリネシア地方伝統のセックス方法なんだって。挿入は五日に一回。あとの四日はペッティングだけ。前戯には一時間以上かけ、挿入しても三十分は動かない。そうすると気分が高まって、男も女もすっごく気持ちよくなれるって」
「ふうーん」
聞いたかぎりでは、それでどうして気持ちよくなれるのかわからない。抱きしめあうのはたしかに気持ちいいが、性感の気持ちよさとはちょっと違う。
「まあ噂だし、話が大きくなってるかもね。ネットにいろいろ出てるから、調べてみたら?」
◆Hシーン抜粋◆
必死で真一の肩を握りしめた。真一の体がびくんと跳ね、その拍子に耳の中で舌が暴れて、快感のあまりこんどは力が抜ける。
気持ちよさと焦燥感で、もうどうしていいのかわからない。
あふれだした蜜が、二人の茂みをすっかり濡らしてしまっている。足をこすりあわせると、蒸発にともなうひんやりした空気が流れるが、股間の熱さがそれを相殺する。
二の腕の内側から指先まで舌でなぞられ、脇腹から内腿まで指でなぞられた。手のひらで包むように臀部を撫でられ、膝裏もふくらはぎも足の裏も、あますところなく触れられる。
気持ちよすぎて、苦しいほどだ。
気づけば真一の中心は硬く張りつめ、朝美の下腹部を強く圧迫してきていた。
――嘘っ……すごく、大きい……!
見なくてもわかるその大きさに、朝美は思わず息を呑む。
「ねえ……もう、そろそろ――」
ねだるように言うと、額にキスを落とされ、ゆっくり太腿を抱えられた。
両足の間に真一の腰が割りこんできて、中心に熱い塊を押しあてられる。
真一は焦らなかった。
まるで一瞬一瞬を味わうように、じっくり押しすすめられ、じわりじわりと広げられた入口が、かゆいような気持ちいいような不思議な感覚でむずむずする。
「――そんなわけで、最近なんとなくぎすぎすしちゃうし、私も欲求不満っていうか……」
仕事帰りにカフェでそうこぼすと、親友の薫がカップに口をつけながら訳知り顔で言った。
「まあ男って、そういうことはなかなか認めたがらないもんねえ」
「素直に病院でも行ってくれれば話は早いんだけど……何かいい方法、ないかなあ?」
考えるように首をかしげた薫は、やがて思い出したという顔をして言った。
「そうだ。私は試したことないんだけど、ポリネシアン・セックスってのがあるらしいよ」
「ポリネシアン・セックス?」
「その名のとおり、ポリネシア地方伝統のセックス方法なんだって。挿入は五日に一回。あとの四日はペッティングだけ。前戯には一時間以上かけ、挿入しても三十分は動かない。そうすると気分が高まって、男も女もすっごく気持ちよくなれるって」
「ふうーん」
聞いたかぎりでは、それでどうして気持ちよくなれるのかわからない。抱きしめあうのはたしかに気持ちいいが、性感の気持ちよさとはちょっと違う。
「まあ噂だし、話が大きくなってるかもね。ネットにいろいろ出てるから、調べてみたら?」
◆Hシーン抜粋◆
必死で真一の肩を握りしめた。真一の体がびくんと跳ね、その拍子に耳の中で舌が暴れて、快感のあまりこんどは力が抜ける。
気持ちよさと焦燥感で、もうどうしていいのかわからない。
あふれだした蜜が、二人の茂みをすっかり濡らしてしまっている。足をこすりあわせると、蒸発にともなうひんやりした空気が流れるが、股間の熱さがそれを相殺する。
二の腕の内側から指先まで舌でなぞられ、脇腹から内腿まで指でなぞられた。手のひらで包むように臀部を撫でられ、膝裏もふくらはぎも足の裏も、あますところなく触れられる。
気持ちよすぎて、苦しいほどだ。
気づけば真一の中心は硬く張りつめ、朝美の下腹部を強く圧迫してきていた。
――嘘っ……すごく、大きい……!
見なくてもわかるその大きさに、朝美は思わず息を呑む。
「ねえ……もう、そろそろ――」
ねだるように言うと、額にキスを落とされ、ゆっくり太腿を抱えられた。
両足の間に真一の腰が割りこんできて、中心に熱い塊を押しあてられる。
真一は焦らなかった。
まるで一瞬一瞬を味わうように、じっくり押しすすめられ、じわりじわりと広げられた入口が、かゆいような気持ちいいような不思議な感覚でむずむずする。
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